女性ホルモンは大きく二つに分かれます。その中でも「プロゲステロン」という女性ホルモンは頭痛や腹痛、むくみや情緒不安定など生理前の不快な症状を起こしているのです。そんなプロゲステロンの事を書きたいと思います\(;゚∇゚)/
目次
プロゲステロンって何?
女性ホルモンにはエストロゲンとプロゲステロンが存在します。エストロゲンは美のホルモンと言われ肌や髪に潤いを与え女性らしい体つきにする働きがあるのに対しプロゲステロンの分泌が増えると肌荒れなどの症状が出てしまいます。
ホルモンバランスを保っている
それならエストロゲンだけあればいいと思う人もいるかもしれませんが片方のみ多く分泌されると、もう片方の分泌が減少し女性ホルモンのバランスが崩れてしまい様々な体調不良を引き起こすのです。
エストロゲンだけでは太ってしまう
またエストロゲンが過剰に分泌されると太りやすい状態となるので多ければいいという訳ではありません。プロゲステロンは排卵後に卵巣に残った卵胞が黄体化し分泌されることから別名黄体ホルモと言われています。さらに妊娠後に大量に分泌されるので妊娠ホルモンといった言い方もします。
プロゲステロンが起こす症状とは?
プロゲステロンの分泌量が増加するのが高温期、要するに生理前ということになります。そして生理前は微熱、イライラ、頭痛、眠気、胸の張り、肌荒れ、下腹痛、腰痛、胃痛といった心身共に様々な不調が出てきます。
現代の女性に多いPMS
一昔前は女性特有のヒステリーといった様に認識されていたようですが、現代社会においては生理前に起こる不快な症状のことをPMS、月経前症候群と呼びます。これらは全てプロゲステロンがもたらす症状ということが出来ます。
生理前のむくみや便秘も
症状にはかなり個人差がある上に幅広い症状が見られるので細かく分けると200種類ほどの症状があると言われています。さらにプロゲステロンは体内に水分を溜め込む作用があるから生理前はむくみやすくなり、胃腸の働きも鈍り便秘、下痢の原因でもあると言えます。
プロゲステロンも女性に必要なホルモン
PMSなどの症状をみるとプロゲステロンは女性にとって不調を招く原因となり不要なモノのように思うかもしれません。ですが妊娠を希望する女性にとってはプロゲステロンはとても大切なホルモンと言うことが出来ます。プロゲステロンには高温期を安定させる作用があり、この安定した高温期がないと精子と卵子が受精して妊娠をすることが出来ないのです( ̄Д ̄;;
月経周期を安定させる役割も
またプロゲステロンというのは卵巣から分泌されるホルモンで月経周期を安定させる働きがあります。月経周期が安定すれば排卵の日も特定しやすくなるので妊娠しやすいタイミングをはかることが出来ます。
不妊症はプロゲステロンの減少が原因?
他にも不妊症の原因として黄体機能不全を挙げることが出来ますが、黄体機能不全はプロゲステロンの分泌が少ないから黄体が消失してしまい受精卵が着床する機会を失ってしまうので妊娠しにくい体となってしまいます。なのでプロゲステロンは子供を望む女性にとっては必要不可欠なホルモンと言えます。
プロゲステロンの症状と上手く付き合うコツ
女性の生理というのは毎月くるものなので生理前にはプロゲステロンの症状と上手に付き合う必要があります。コツは規則正しい生活をしてストレスを溜めずに発散しホルモンバランスを維持することです。
普段から体を冷やさない
実際にどのような点に心がければいいのかと言えば、生理前は特に体を冷やさないようにしましょう。体を温める食品には根菜類、生姜、ネギ、香辛料、ウーロン茶、プーアル茶があります。逆に体を冷やす南国のフルーツやカフェイン、アルコールの摂取は控えるようにして下さい。
お腹や足を温める
他にも体が冷えない様に厚着をすることが大切で体全体の体温を上げるにはお腹を温めるといいでしょう。冬は腹巻きやレッグウォーマー、靴下の重ね履きをするといった対策をとりましょう。
夏でも湯船にゆっくり浸かる
あと日頃から注意すべき点として血行が悪くなれば体の冷えてしまうから血行をよくする生活習慣を身につけて下さい。栄養バランスのいい食事、適度の運動、あとは夏でもシャワーで済まさずに入浴して体を温めることがPMSの症状の緩和に繋がります。